こんにちはブログ担当のYです。
今回も論理クイズを紹介します。
大きな古時計
あるところにおじいさんが住んでいます。
おじいさんの家には大きな古時計がありました。
おじいさんは普段から時間に厳しく、何もかも正確にしなければ気が済まない性格でした。
ある日、おじいさんは時計が止まっていることに気がつきました。
他に時計がないため、時計を動かすことはできても、時間を合わせることができません。
そこで、おじいさんは息子の家に時間を確認しに行くことにしました。
おじいさんは息子の家に行き、時間を確認しました。
数時間滞在し、もう一度時間を確認した後、家に帰りました。
おじいさんは息子の家までの往復でかかった時間はわかりませんでした。
しかし、常に一定のペースで歩いていたため、行きと帰りでかかった時間は全く同じでした。
家に帰るとおじいさんは時計を正確な時間に合わせました。
どのようにしておじいさんは正確な時間を合わせることができたのでしょう。
答え
家を出る前に適当な時間に合わせ、時計を動かしておいた。
解説
順を追って解説します。
家を出る前に時計を動かす
おじいさんは息子の家へ出かける前に適当な時間に設定し、時計を動かしておきました。
ここでは仮に00時00分に設定したとします。
息子の家に到着
息子の家に到着し、時計で時間を確認します。
ここでは仮に10時00分だったとします。
息子の家に滞在
おじいさんは息子の家に数時間滞在しました。
息子の家を出発
おじいさんは家に帰るため、息子の家を出発します。
ここでも時計で時間を確認します。
ここでは仮に15時00分だったとします。
おじいさんの家に到着
おじいさんは家に到着しました。
ここで、時計は8時00分を指していました。
つまり出発から8時間経過していたことがわかります。
おじいさんは息子の家に5時間滞在していたため、往復で使った時間は3時間です。
おじいさんは一定のペースで歩いていたため、行きと帰りにかかった時間は同じです。
行きに1時間30分、帰りに1時間30分でした。
帰る前に確認した時間は15時00分だったので、現在の時刻が16時30分だとわかりました。
このようにしておじいさんは時計を合わせることができたのでした。
解説の場合の時刻を時系列順に追っていきましょう。
08:30 おじいさんが家を出発(00:00)
10:00 息子の家に到着
15:00 息子の家を出発
16:30 おじいさんの家に到着 (08:00)
- 家を出る前と帰ってきた後の時間で経過時間をはかる。
- 息子の家で正確な時刻を確認する。
- 行きと帰りを同じペースで歩く。
この3つの要素を組み合わせておじいさんは時計を合わせることができたのです。
出かける前に時計を動かし始めるのがポイントでしたね。
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