こんにちはブログ担当のYです。

今回も論理クイズを紹介します。

石取りゲームの必勝法(1)

100個の石があります。

この石の山から、AさんとBさんが交互に石を取っていきます。

一回あたり1個から3個の石を取ることができます。

石を取らないというのはできません。

先行がAさんで後行がBさんです。

(1)最後の石を取った方が勝ちの場合、どちらが勝つでしょう?

(2)最後の石を取った方が負けの場合、どちらが勝つでしょう?

答え

解説

このゲームの必勝法を考えるために、石の数が少ない場合を考えてみましょう。

石が1個の場合

(1)Aさんが先行なので、最後の石を取ってAさんの勝ちです。

(2)Aさんが先行なので、最後の石を取るしかないためBさんの勝ちです。

石が2個の場合

(1)Aさんが先行なので、2個の石を同時に取ってAさんの勝ちです。

(2)Aさんが先行なので、石を1個取ります。最後の石はBさんが取らなければならないのでAさんの勝ちです。

石が3個の場合

(1)Aさんが先行なので、3個の石を同時に取ってAさんの勝ちです。

(2)Aさんが先行なので、石を2個取ります。最後の石はBさんが取らなければならないのでAさんの勝ちです。

石が4個の場合

(1)Aさんが先行なので石を1個から3個取ります。すると、1個から3個の石が残るため、残りをBさんが取ってBさんの勝ちです。

(2)Aさんが先行なので、石を3個取ります。最後の石はBさんが取らなければならないのでAさんの勝ちです。

勝利条件をもう一度整理します。

(1)では最後の1個を取ると勝ちです。

(2)では最後の1個を取ると負けです。つまり、最後から2番目の石を取ると勝ちです。

上で示したように、(1)では、1〜3個の場合Aさんの勝ち、4個の場合Bさんの勝ちです。

(2)では、1個の場合Bさんの勝ち、2〜4個の場合Aさんの勝ちです。

これを数字が大きくなった場合を考えます。

(1)5〜7個の場合、Aさんが勝ち、8個の場合、Bさんが勝ち……となります。

つまり、石の個数が4の倍数だとBさんの勝ち、それ以外はAさんの勝ちとなります。

石は100個なので4の倍数です。

つまりBさんの勝ちです。

(2)5個の場合、Bさんの勝ち、6〜8個の場合、Aさんが勝ち……となります。

つまり、石の数を4で割って1余る場合Bさんの勝ち、それ以外はAさんの勝ちとなります。

石は100個なので4で割ると余りは0です。

つまりAさんの勝ちです。

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