こんにちはブログ担当のYです。
今回も論理クイズを紹介します。
5つの部屋と光のパズル

5人の挑戦者が、あるゲームに参加します。
5人はそれぞれ別々の部屋に入り、互いに一切連絡を取ることはできません。すべての部屋は同じ構造で、次の3つだけが置かれています。
- 電球(オン/オフ)
- ボタン(押すと電球が消えて別の部屋が点灯する)
- 時計(ゲーム開始と同時に動き出す)
ゲームが始まると、5つの部屋のうちどこか1つの電球だけが点灯します。
ルールは以下の通りです。
- 電球が点灯している部屋のプレイヤーがボタンを押すと、
その部屋の電球は消え、別のランダムな部屋の電球が点灯します。- どの部屋に何回点灯するか、順番はすべて完全にランダムです。
(たとえば、部屋5が一度も点かないうちに部屋1だけが何度も点く可能性もあります)プレイヤーは、自分の部屋が点灯しているときに限り、
「すべての部屋で、少なくとも一度は電球が点灯した」
と宣言できます。
その宣言が正しければ成功、間違っていれば失敗です。
さて、
ゲーム開始前にどのような戦略を決めておけば、
どんな点灯順になっても、必ず正しいタイミングで宣言できるでしょうか?
ヒント
ボタンはすぐに押す必要はない
電球が点いたとき、
プレイヤーは すぐにボタンを押す必要はありません。
- しばらく電球をつけっぱなしにしてから押してもいい
- 何秒後に押すかを、あらかじめ全員で決めておくこともできる
つまり、「電球が 何秒間 点いていたか」を
情報として利用できるかもしれません。
答え
以下解説の通り
解説
事前に決めておく戦略
5人はゲーム開始前に、次のように約束しておきます。
ボタンを押す時間に関するルール
自分の部屋の電球が点灯したとき
- その部屋で初めて点いたとき
→ 1秒後 にボタンを押す - 2回目以降に点いたとき
→ 10秒後 にボタンを押す
時計の使い方
- ゲーム開始と同時に、全員が部屋にある時計で 経過秒数を数え続ける と決めておきます。
(「ゲーム開始から何秒経ったか」は、各自がいつでもわかる前提)
宣言のルール
- 自分の部屋の電球が初めて点灯した時、経過秒数を確認します。秒数の1の位が4の場合、「すべての部屋で少なくとも一度は電球が点灯した」と宣言します。
- 1の位が4でなければ、ボタンを押す時間のルールに従い、一定秒数後にボタンを押します。
なぜこの戦略で確実に成功するのか
このボタンを押す時間のルールに従い、ボタンを押していくと、経過秒数がどうなるでしょうか。
例を挙げて経過秒数の推移を観察してみましょう。
部屋は 1〜5 とします。
次のような順番で電球が点いたとします:
3 → 1 → 3 → 5 → 2 → 3 → 4
このときの、
- 「その部屋が初めてかどうか」
- 「点灯時間」
- 「ゲーム開始からの経過秒数」
を追った表がこちらです。
⏱ 経過秒数の推移表
| 回 | 点灯した部屋 | その部屋では初めて? | 点灯時間 | 経過秒数 | ボタンを押す時刻 | それまでに一度以上点いたことのある部屋の数 | 経過秒数の1の位 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | はい | 1秒 | 0秒 | 1秒 | 0部屋 | 0 |
| 2 | 1 | はい | 1秒 | 1秒 | 2秒 | 1部屋(3) | 1 |
| 3 | 3 | いいえ | 10秒 | 2秒 | 12秒 | 2部屋(1,3) | 2 |
| 4 | 5 | はい | 1秒 | 12秒 | 13秒 | 2部屋(1,3) | 2 |
| 5 | 2 | はい | 1秒 | 13秒 | 14秒 | 3部屋(1,3,5) | 3 |
| 6 | 3 | いいえ | 10秒 | 14秒 | 24秒 | 4部屋(1,2,3,5) | 4 |
| 7 | 4 | はい | 24秒 | 4部屋(1,2,3,5) | 4 |
この例を見るとわかるように、経過秒数の1の位と、今まで一度以上点いたことのある部屋の数は常に一致しています。
したがって、自分の部屋の電球が初めて点いた時、経過秒数の1の位が4ならば、自分以外の部屋は既に一度は点灯したことがあることがわかり、確信を持って宣言することができます。
この例の場合、7回目の点灯で部屋4の電球が点きます。部屋4は初めて電球が点き、経過秒数は24秒です。
つまり、宣言をするルールを満たしているため、ここで部屋4のプレイヤーが宣言して、成功します。
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