こんにちはブログ担当のYです

今回も論理クイズを紹介します

毒薬コンテスト

ある王国では毒を治すにはさらに強い毒を飲んで中和する必要があると知られていました

そこで王様はどんな毒も中和できるようにこの世で一番強い毒を手に入れたいと思い、2人の有名な科学者トムとボブを呼び寄せました

王様は2人にできるだけ強い毒を作らせ、お互いに相手の作った毒を飲ませてから自分の作った毒を飲ませることにしました

強い毒を作った方が生き残ると考えたのです

しかし、トムはボブの方が毒を作るのが得意なことを知っていました

どうにかして自分は生き残りたいと考え、ある方法を思いつきました

数日後、毒を作り終わった両者が呼び出され、実際に毒を飲み合いました

結果、両者とも生き残ってしまい、王様はどうすればいいか分からなくなってしまいました

どのようにしてトムは生き残ったのでしょう

・毒は遅効性で1日経ってから効果が出てきます

・効果が出る前にさらに強い毒を飲むことで中和することができます

・毒に侵されている間にさらに弱い毒や同じ強さの毒を飲んでも意味はありません

puzzling.stackexchange [the king and two poison]

答え

強さの異なる2種類の毒薬を作り、弱い方をコンテスト前に飲み、弱い方をコンテストに持ち込む

コンテスト終了後に強い方を飲む

コンテストの手順は、相手の毒を飲んだ後、自分の毒を飲むというものです

なんの小細工もなければ強い毒を持ち込んだほうだけが生き残るやり方です

しかし、前もって弱い毒を飲んでいた場合はどうでしょう

この世界では強い毒で弱い毒を治すことができます

毒に侵されていない状態で強い毒を飲んでしまえば死んでしまいますが、弱い毒を飲んだ状態なら強い毒は薬になります

そこでトムは弱い毒を事前に飲んでおき、ボブが持ってくる強い毒を中和のための解毒薬にしようと考えました

ただ、解毒した後に自分の持ち込んだ毒を飲む必要があるため、自分の持ち込んだ毒より強い毒を後で飲む必要があります

なのでトムは毒を2種類作り、弱い毒を持ち込み、コンテスト終了後に強い方の毒を飲んで中和したのです

この方法なら予想と違い、ボブが持ち込んだ毒が非常に弱い毒であってもトムは生き残ることができます

トムが作った2種類の毒を強さ1、2とします

トムの考えた生存方法

強さ1、強さ2の毒を作る

まずトムは強さの違う2種類の毒を作ります

STEP
1

強さ1の毒を飲む

ボブが持ち込んだ毒で中和するために事前に強さ1の方の毒を飲みます

また、コンテストにも強さ1の方の毒を持ち込みます

STEP
2

コンテストでボブの毒を飲む

ここでボブが持ち込んだ毒が強さ1より強ければ、トムの毒は中和されます

また、もしボブが持ち込んだ毒の強さが1以下だった場合、トムは強さ1の毒に侵されたままです

STEP
3

コンテストで自分の毒を飲む

自分の持ち込んだ強さ1の毒を飲みます

STEP3で毒が中和されていた場合、強さ1の毒に侵されます

STEP3で中和できなかった場合、同じ強さの毒を飲むので強さ1の毒に侵されたままです

STEP
4

強さ2の毒を飲む

ボブがどんな強さの毒を持ってきたとしても、トムはこの時点で強さ1の毒に侵されています

コンテストが終了してから強さ2の方の毒を飲むことで中和することができます

STEP
5

どうでしたか?

一番強い毒に侵されてしまったらもう助かりませんが、それを中和に使うことで助かるという機転の効いた発想でしたね

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