こんにちはブログ担当のYです
今回も論理クイズを紹介します
リーグ戦の再構築
4チームが総当たりでサッカーのリーグ戦を行いました
各チームが他のチームと1回ずつ対戦しました
対戦に勝利すると3ポイント、敗北すると0ポイント、引き分けると1ポイント獲得できます
すべての対戦後の結果は次のようになっています
チームA:ゴール数4、被ゴール数2、ポイント7
チームB:ゴール数5、被ゴール数3、ポイント6
チームC:ゴール数4、被ゴール数6、ポイント2
チームD:ゴール数6、被ゴール数8、ポイント1
0-0の引き分けはありませんでした
B対Cの試合は何対何でどちらが勝ちましたか?
Puzzling stackexchange
ヒント
ポイント数から各チームの勝敗数を整理してみましょう
A:2勝0敗1引き分け
B:2勝1敗0引き分け
C:0勝1敗2引き分け
D:0勝2敗1引き分け
次に各チームの得失点差を考えてみましょう
A:+2点
B:+2点
C;-2点
D:-2点
答え
2 - 0でBの勝ち
解説
まず各チームの勝敗数について考えてみましょう
各チームの勝敗数
各チームの獲得ポイントは次のようになっています
A:7ポイント
B:6ポイント
C:2ポイント
D:1ポイント
これを勝敗数に変換してみましょう
A:2勝0敗1引き分け
B:2勝1敗0引き分け
C:0勝1敗2引き分け
D:0勝2敗1引き分け
次に各対戦カードの勝敗について考えてみましょう
各対戦カードの勝敗
まず、引き分けについてですが、Aが1回、Cが2回、Dが1回の引き分けをしています
つまりCがAとD両方と引き分けていると考えられます
\ | A | B | C | D |
A | - | 引き分け | ||
B | - | |||
C | 引き分け | - | 引き分け | |
D | 引き分け | - |
次に、Aは2勝1引き分けなので、残りのCと引き分け、残りの2試合は勝利しています
\ | A | B | C | D |
A | - | Aの勝ち | 引き分け | Aの勝ち |
B | Aの勝ち | - | ||
C | 引き分け | - | 引き分け | |
D | Aの勝ち | 引き分け | - |
次に、Blは2勝1敗なので、Aとの試合に負け、残りの2試合は勝利しています
\ | A | B | C | D |
A | - | Aの勝ち | 引き分け | Aの勝ち |
B | Aの勝ち | - | Bの勝ち | Bの勝ち |
C | 引き分け | Bの勝ち | - | 引き分け |
D | Aの勝ち | Bの勝ち | 引き分け | - |
次にそれぞれの得失点差について考えてみましょう
各チームの得失点差
チーム | ゴール数 | 被ゴール数 | 勝-分-敗 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|
A | 4 | 2 | 2 - 1 - 0 | +2 |
B | 5 | 3 | 2 - 0 - 1 | +2 |
C | 4 | 6 | 0 - 2 - 1 | -2 |
D | 6 | 8 | 0 - 1 - 2 | -2 |
ここでチームAの得失点差と勝敗に注目して下さい
チームAは2勝1引き分けですが得失点差はわずかに+2です
チームAはBとDに勝利し、Cと引き分けですが、BとDにそれぞれ1点差で勝利したことが分かりました
\ | A | B | C | D |
A | - | Aの勝ち(1点差) | 引き分け | Aの勝ち(1点差) |
B | Aの勝ち(1点差) | - | Bの勝ち | Bの勝ち |
C | 引き分け | Bの勝ち | - | 引き分け |
D | Aの勝ち(1点差) | Bの勝ち | 引き分け | - |
次にチームDの得失点差に注目して下さい
チームDは0勝1引き分け2敗ですが得失点差はわずかに-2です
つまりチームDはAとBに負けた2試合とも1点差で負けたことが分かりました
\ | A | B | C | D |
A | - | Aの勝ち(1点差) | 引き分け | Aの勝ち(1点差) |
B | Aの勝ち(1点差) | - | Bの勝ち | Bの勝ち(1点差) |
C | 引き分け | Bの勝ち | - | 引き分け |
D | Aの勝ち(1点差) | Bの勝ち(1点差) | 引き分け | - |
最後にチームCの得失点差に注目して下さい
チームCは0勝2引き分け1敗で得失点差は-2です
つまりBとの試合で2点差をつけられて負けたことが分かります
\ | A | B | C | D |
A | - | Aの勝ち(1点差) | 引き分け | Aの勝ち(1点差) |
B | Aの勝ち(1点差) | - | Bの勝ち(2点差) | Bの勝ち(1点差) |
C | 引き分け | Bの勝ち(2点差) | - | 引き分け |
D | Aの勝ち(1点差) | Bの勝ち(1点差) | 引き分け | - |
最後に各試合の結果について考えてみましょう
各試合の結果
まずゴール数、被ゴール数共に少ないチームAについて考えて行きましょう
チームA
勝敗:2勝1引き分け0敗
得失点:4得点2失点
チームAはBとDに1点差で勝利し、Cと引き分けています
まず、(0 - 0)での引き分けがなかったため、Cとは(1 - 1)もしくは(2 - 2)で引き分けています
Cとの結果が(1 - 1)の場合は残りゴール数3、残り被ゴール数1です
つまりB、Dとの試合結果は(2 - 1)と(1 - 0)が1回ずつです
Cとの結果が(2 - 2)の場合は残りゴール数2、残り被ゴール数0です
つまりB、Dとの試合結果は2試合とも(1 - 0)です
次にチームBについて考えて行きましょう
チームB
勝敗:2勝0引き分け1敗
得失点:5得点3失点
チームBは前述の通りAとの試合で(0 - 1)もしくは(1 - 2)で敗北しています
また、Cとは2点差、Dとは1点差で勝利しています
ゴール数と被ゴール数から考えると
B対Cは(2 - 0)、(3 - 1)、(4 - 2)
B対Dは(1 - 0)、(2 - 1)、(3 - 2)
の結果が考えられます
次にチームCについて考えて行きましょう
チームC
勝敗:0勝2引き分け1敗
得失点:4得点6失点
チームCは前述の通りチームAとは(1 - 1)もしくは(2 - 2)で引き分けています
チームBとは(0 - 2)、(1 - 3)、(2 - 4)のいずれかで敗北しています
チームDとは引き分けています
チームCの得失点は、4得点6失点のため、チームDとの試合の点数として考えられるのは、(1 - 1)、(2 - 2)、(3 - 3)のいずれかです
最後にチームDについて考えて行きましょう
チームD
勝敗:0勝1引き分け2敗
得失点:6得点8失点
チームDは前述の通り、チームAとは(0 - 1)、(1 - 2)のいずれかで敗北しています
チームBとは(0 - 1)、(1 - 2)、(2 - 3)のいずれかで敗北しています
チームCとは(1 - 1)、(2 - 2)、(3 - 3)のいずれかで引き分けています
ここでチームDの得失点を見て下さい
チームDは合計で8失点しています
前述の試合結果の組み合わせで8失点する組み合わせは
対Aで(1 - 2)、対Bで(2 - 3)、対Cで(3 - 3)しかありません
また、この組み合わせの場合得点数も6で矛盾がありません
したがってこの時点でチームDの試合結果は確定しました
\ | A | B | C | D |
A | - | Aの勝ち(1点差) | 引き分け | 2 - 1 |
B | Aの勝ち(1点差) | - | Bの勝ち(2点差) | 3 - 2 |
C | 引き分け | Bの勝ち(2点差) | - | 3 - 3 |
D | 1 - 2 | 2 - 3 | 3 - 3 | - |
この結果を受けてチームAについてもう一度見て行きましょう
チームAはチームDに対して(2 - 1)で勝利しました
残り得点数は2、残り失点数は1です
(0 - 0)の引き分けがなかったことを考えると、Cとの試合は(1 - 1)で引き分けです
するとBとの試合は(1 - 0)で勝利したことがわかります
この時点でチームAの試合結果は確定しました
\ | A | B | C | D |
A | - | 1 - 0 | 1 - 1 | 2 - 1 |
B | 0 - 1 | - | Bの勝ち(2点差) | 3- 2 |
C | 1 - 1 | Bの勝ち(2点差) | - | 3 - 3 |
D | 1 - 2 | 2 - 3 | 3 - 3 | - |
この時点でわかっていないのはB対Cの試合結果です
Bの得失点は5得点3失点です
現時点でわかっているBの戦績は3得点3失点
Cの得失点は4得点6失点です
現時点でわかっているCの戦績は4得点4失点
したがってB対Cの試合は(2 - 0)でBが勝利したことがわかりました
\ | A | B | C | D |
A | - | 1 - 0 | 1 - 1 | 2 - 1 |
B | 0 - 1 | - | 2 - 0 | 3- 2 |
C | 1 - 1 | 0 - 2 | - | 3 - 3 |
D | 1 - 2 | 2 - 3 | 3 - 3 | - |
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