こんにちはブログ担当のYです。
今回も論理クイズを紹介します。
3人の嘘つきたち

あるところに本当のことしか話さない正直族と、嘘しか話さない嘘つき族がいました。
太郎、次郎、三郎の3人はそれぞれ正直族と嘘つき族のどちらかです。
彼らは全員お互いが正直族なのか嘘つき族なのか知っています。
太郎「次郎と三郎は同じタイプだよ。(両方とも正直族、もしくは両方とも嘘つき族)」
次郎「いやいや、僕と三郎は違うタイプだよ。」
三郎「太郎と僕は違うタイプだよ。」
さて、3人はそれぞれ正直族ですか?それとも嘘つき族ですか?
答え
太郎:嘘つき族
次郎:正直族
三郎:嘘つき族
解説
まず、太郎が正直族である場合を考えてみましょう。
太郎が正直族である場合
太郎「次郎と三郎は同じタイプだよ。」
とあるので、次郎と三郎は同じタイプです。
次郎「いやいや、僕と三郎は違うタイプだよ。」
つまり次郎のこの発言は嘘ということになります。
したがって次郎は嘘つき族です。
また、次郎と三郎は同じタイプなので、三郎も嘘つき族であるとわかります。
三郎「太郎と僕は違うタイプだよ。」
しかし、三郎のこの発言を見てみましょう。
太郎は正直族で、三郎は嘘つき族です。
三郎は嘘つき族ですが、この発言は真実です。
つまり矛盾が発生してしまっているため、太郎が正直族であるという仮定が間違っていることになります。
次に、太郎が嘘つき族である場合を考えてみましょう。
太郎が嘘つき族である場合
太郎「次郎と三郎は同じタイプだよ。」
とあるので、次郎と三郎は違うタイプです。
次郎「いやいや、僕と三郎は違うタイプだよ。」
つまり次郎のこの発言は真実ということになります。
したがって次郎は正直族です。
また、次郎と三郎は違うタイプなので、三郎は嘘つき族であるとわかります。
三郎「太郎と僕は違うタイプだよ。」
つまり三郎のこの発言は嘘ということになります。
太郎は嘘つき族で、三郎も嘘つき族です。
三郎は嘘つき族であり、この発言は嘘です。
全員の発言に矛盾がないため、仮定が正しかったことがわかりました。
このように、太郎が正直族の場合矛盾が生じ、太郎が嘘つき族の場合全員の発言に矛盾がないため、太郎は嘘つき族です。
また、太郎が嘘つき族の仮定で解説したように、次郎は正直族、三郎は嘘つき族です。
他の論理クイズの記事もCheck!